2019年3月7日~10日の3日間、ニューヨークで開催されるArt on Pape New York展の「New York Art Wave Project」ブースに出展します。
「星舟」が初めての作品展ーいわゆる処女航海をしたのは2017年10月でした。
その際作品展をした場所のオーナーから
「この星舟はいつかNYへ行くよ」
と言ってもらえて、すごく光栄だと思う反面、夢のまた夢だななんて思っていました。(今から思うと予言ですね)
翌年2018年。
偶然ネットで知り合った方から、NYのギャラリーで日本人の作品を集めて作品展をするので、出品しないか?とお誘いを受けました。会った事もない方からの誘い。普通はもっと警戒が先立つものなのに、出したいという気持ちがムクムク膨らみ、気が付くとOKしていました。
そして8月、NYブルックリンにあるギャラリーで40名の作家さんと一緒に展示。来場者投票で二位になり、さらに審査員の方から絶賛され嬉しいやら信じられないやら。の思いでした。
そして2019年今度はNYマンハッタンで行われるアートフェア「ペーパー オン アート」に出品することになりました。
アートフェアは以前ネットでその様子を見た時から、自分もいつかアートフェアに作品を出したいと憧れていました。アメリカのアートフェアはアートフェア主催者が認めたギャラリーの推薦がなくては出られず、アメリカのギャラリーに当時伝手などがなかった私にはそれこそ夢のまた夢の夢でした。
そう、いつかアートフェアに出られるくらいの作家に自分もなりたい!と思い続けてきたのです。
それが…とうとう!
その時が来たら、自分が誇らしくて舞い上がるほど嬉しいはず!と想像していたのですが、やってきたのはただただ静かな感謝の気持ちでした。
自分がNYのアートフェアに出られるほどの作家になれたかどうか?
それは未だに私にもわかりません。
白雪姫の継母が「私は美しいか?」と鏡に尋ね続けたように、人は自分自身を客観的に見ることは決して出来ないものですから。
以前の私は継母が鏡に問うがごとく、日がな一日、自分の作品が良いか悪いか?人より優れているかいないか?と延々と自問自答してました。優れていないと誰も自分の作品を見てくれないだろうと思っていたのです。
でも星舟を見てくれた方々が「楽しそう!こんな星に住みたい!いや、この星に移住を決めた」と星舟住人になっていくのを見るにつけ、作品の良し悪しより、彼らをもっと楽しませたい。もっと星舟世界にのめりこませたい!という思いの方が強くなっていきました。
そして私はいつの間にか住人たちと一緒に自分のアートを楽しんでいました。
鏡はいつの間にか必要なくなっていました。
星舟は星舟住人の物です。
だからこのNYのアートフェアにも私が出品すると言う事は星舟住人全員のおかげなのです。
なぜなら彼らこそ星舟を作るための原動力であり発想の元となっているのですから。
心からの感謝を込めてありがとう❣️
そして行ってきます。Ikka Tamura
追伸:星舟住人になるためには移住許可などは必要なく、ただ宣言するだけでOK。ただし途中下船をしたくなっても、今のところ手立ては見つかっていないのでご注意を!
Art on Paper公式サイト
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